こんなお悩みを解決
家族でスキーに行きたいけど、何を準備すればいいの?
記事の前半では『準備をするときの考え方』を解説し、後半では『具体的な準備物』について解説します。また「スキーを購入するべきか」についても詳しく解説しています。この記事を読み終えることで、家族スキーの準備を網羅的に知ることができます。さらにご自身の家族にとって必要なものと不必要なものを判断できる状態になります。
1.ファミリースキーの考え方
お子さんがスキーを嫌がらないために、また、スキーの魅力を十分に味わうために、3つのポイントをまとめました。
1-1.気温の変動に対応すること
子どもがスキーを嫌がる理由は寒さです。たったこれだけですが、なかなか難しいです。なぜなら、寒いと言っても、場所、標高、次期、天候、時間帯によって気温が大きく変わるからです。場所にもよりますが、春先は5℃、トップシーズンはー15℃くらいになります。気温差は20℃以上です。いつでも同じ服装ではありません。そのため、気温に合わせて服を調節することになります。快適にスキーができるよう、気温の変動に対応できる準備を心がけましょう。
1-2.安く済ませること
スキーにはお金がかかります。普通の旅行代金+リフト代+道具代という考えで良いです。またスキーを楽しむには、ある程度上手になることが必要で、そのためには滑走日数を増やすことが必要です。1回のスキーにたくさんのお金をかけるより、安く済ませて数回スキーにいくという考えの方がスキーの魅力を味わえます。
1-3.親が楽をすること
「まだ帰りたくない!」「またスキーしたい!」と、子どもは言います。スキーはとても魅力的なスポーツです。しかし親は違います。運転はきついし、後片付けもきついからです。そのため、親はなるべく楽をした方がいいです。余計なことに体力を使わずに、なるべく心穏やかに過ごせるようにしましょう。
2.スキーの服装
スキー場の気温は上下するので、調節できるよう、2段構えの準備を私はおススメします。1段階目は-5℃に対応できる服装、2段階目は-15℃に対応できる服装ということにします。具体的に見ていきましょう。
2-1.スキーウエアの内側
靴下
ズボン
手袋
- 【-5℃対応】なし
- 【-15℃対応】インナーグローブ
- <解説> 足先と同様、指先が冷えると辛いです。気温が低くなると、スキー用の手袋だけでは耐えられないと思います。薄い手袋をつけて計2重にしてください。ただし、あまりインナーを厚くしすぎるとストックが握りづらくなったり、手袋がきつくなったりします。ちなみに、小さい子はストックを持たせなくて良いです。指先が冷えないことを優先した方が良いです。それでも指先が冷えてしまう時はレストランで休憩してください。ウチは寒さで1時間連続して滑れない時もあります。子どもが寒くて嫌がらないようにすることを優先しています。ちなみに、インナーグローブは洗濯できるので清潔です。
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顔・首
- 【-5℃対応】薄手のネックチューブ
- 【-15℃対応】メリノウール素材のネックチューブ
- <解説> 気温が低いときに冷たいのは耳とほっぺです。耳はニット帽でどうにかなりますが、ほっぺはネックチューブやバラクラバ(目出し帽)で防寒します。私はネックチューブを使っています。薄手のものと、暖かいメリノウール素材のものがあります。日本ではBuffというメーカーが有名です。安いのをたくさん買うという考え方も有りです(私はそうしています)。妻はホテルの洗面台で手洗いし、部屋で干しています。部屋が乾燥するのでちょうど良いそうです。
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2-2.アウター
ウエア
寒くないものであればなんでもいいです。子どもはすぐにサイズアウトするため、サイズの調節が可能なものがおすすめです。ウチの息子はフェニックスのメーカーのものを使っていましたた。他のメーカーでもサイズ調整できるものがあるようなので、リンクを貼っておきます。また、ウエアはシーズンレンタルができるお店があります。シーズンレンタルについては後述します。
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グローブ
グローブの下にインナーグローブをつける前提で、少し大きめのものを購入すると良いです。大きすぎるとストックが握り辛くなります。握りやすさを気にするのは小学生以上で良いです。幼児は手が小さすぎて、そもそもストックを握れないことが多いです。
ゴーグル
必要です。防寒具だと捉えてください。吹雪いたときにこれがないと辛いです。ゴーグルにはシングルレンズとダブルレンズがあります。どちらでも良いですが、シングルレンズの場合は曇り止めを別途使用すると良いです。ダブルレンズは曇らないように工夫されているものです。ウチはダブルレンズを使用していますが、念のため曇り止めを使っています。
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ニット帽・ヘルメット
耳の防寒に帽子かヘルメットが必要です。暖かいのはヘルメットで、安全なのもヘルメットです。そのため、子どもはニット帽よりヘルメットのほうがおすすめです(金銭的に余裕があれば)。うちの子は後ろから衝突されヘルメットが凹みました。もし帽子だったら怪我をしていたかもしれません。
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3.スキー3点セット
結論、スキー板・ブーツ・ストックの3点セット(スノーボードの場合は2点セット)は、購入せず、シーズンレンタルがおすすめです。が、シーズンレンタルをしない方がいい場合についても解説します。
用語解説
【1日レンタル】朝レンタルを開始し、夕方に返却する方式。1日約4000円が相場。
【シーズンレンタル】12月にレンタルを開始し、4月に返却する方式。1シーズン約1万5千円が相場。
シーズンレンタルが良い理由
購入するよりも価格を安く抑えられる1日レンタルですが、デメリットがあります。スキー場のレンタルスペースが大変込み合うことです。1時間待ちもざらにあります。その間お子さんは待ちぼうけになります。私はそれが嫌なのでレンタルする場合はシーズンレンタルにします。朝と夕方のバタバタを考えると、3日滑るならシーズンレンタルのほうが良いと私は判断しています。ウチの家族が利用したシーズンレンタルは「PISTE」という広島の会社でしたが、2022年で営業を終了するそうです。悲しいです。「シーズンレンタル」と検索すれば、たくさんの会社がヒットするので、検索してみてください。楽天でレンタルできるところもあります。ただし、レンタルショップからの発送に時間がかかるので、時間的な余裕をもって準備しましょう。
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注意ポイント
シーズンレンタルする際、ブーツ選びに気をつけてください。リアエントリーと4バックル(または3バックル)があります。値段は高くなりますが、うまくなるのは4バックルです。別の記事でも説明していますが、リアエントリーは足首の固定が弱く、上手に滑るためには適しません。
1日レンタルするべき状況
シーズンを通して1日しか滑らない、かつレンタルスペースが込み合わないことがわかっているなら、1日レンタルのほうがお得です。スキーは数日滑った方がより楽しめるため、基本はシーズンレンタルがおすすめです。
購入するべき状況
一つは、数年使うことを想定している場合です。例えば板とブーツで5万円で購入する場合、3年で大体同じくらいの金額になります。場合によってはシーズンレンタルより安くなることがあります。ウチの場合は兄弟がいるので姉が使った道具を数年後弟が使うようにしています。
もう一つは、より質の高い板を使いたい場合です。ウチの場合は早いうちから回転などの競技を経験して欲しかったので、板とブーツは購入することにしました。板に関しては身長が伸びたとしても数年使うことができます。ブーツは大きめのを購入し、ブーツの中に詰め物をして足にフィッティングさせることがプロならできます。足が大きくなったら詰め物をとることで数年うことができます。ただし、ブーツの詰め物が得意なプロショップを探す必要があります。
4まとめ
安く、楽に準備をしましょう。
年1回のスキー旅行より、年数回のスキーがおススメ。
寒くならないことを最優先で準備しましょう。
インナーは重ね着を基本とし、温度調節をできるようにしましょう。
スキー板とブーツは基本はシーズンレンタルがおススメ。