家族でスキー 準備

ファミリースキーの準備【車編】

解決できるお悩み

車でスキー場に行きたいけど、雪道は危険と聞くから不安。

 

 記事の前半では車でのトラブルについての解説、後半は具体的な準備物について解説します。 この記事を読み終えると、家族で車でスキーに行くための車に関する必要な準備物がわかります。

【筆者の家族】パパはスキー1級。ママは準指導員。小学生の子ども2人は2級を目指して練習中。家族の年間滑走日数は約15日。首都圏在住。

1.スキー旅行、車でのトラブル 

 車でのスキー旅行で起こりうるトラブルを確認しましょう。ちょっと暗い気分になるかもしれませんが、最悪のケースまで考えておいた方が良いです。トラブルが予想できないことが一番の危険と考えて、チェックしていきましょう。 

 

1-1. 氷結 

 車の様々な部分が氷結し固まり、通常通りの動きができなくなります。夜間車を停めるうちに氷結は起こりやすいです 

ガラスの氷結

フロントガラスを中心に氷結し、視界がほとんどなくなります 
 

ワイパーやミラーの氷結

ワイパーやミラーなどの可動部分が氷結し、動かなくなります。基本はワイパーを立て、ミラーは広げた状態で駐車するようにします。  
 

ディーゼル車の燃料の氷結 

ディーゼル車では燃料であるディーゼルが凍り、エンジンがかからなくなります。  
 

1-2.スリップ 

 タイヤが滑るスリップ。衝突事故の可能性があります。下り坂ではブレーキが効かなくなり、上り坂では前へ進まなくなり、直線でスピードに乗るとコントロール不能になります。 

 

1-3.スタック 

 タイヤが何かにハマってしまい抜け出せなくなるスタック。極寒の中、例えば山の中で動けなくなる可能性があります。JAFなどのロードサービスは山道まで来るには時間がかかってしまいます。スタックの原因は深雪にタイヤがハマったり、雪で隠れた深みにハマってしまうなどがあります。 

 

1-4. 遭難 

 凍結、スリップ、スタックにより、車が動かなくなると山道で遭難することになります。例えば吹雪いている場合、車のヒーターを使い続けることは危険です。マフラー付近に雪が積もり一酸化炭素が逆流し車内に充満することがあり、危険です。気温が氷点下で車載エアコンを使えない状況で一晩を過ごすことができるように対策できれば安心です。ちなみに私は遭難したことはありません。ただ大雪で車が長時間動かなくなるニュースはたまに聞きます。遭難対策は念のためですが、余裕があればしておきたいです。 

 

2.準備物 

 トラブル別に必要なものを挙げます。また、使用頻度によって★を付けました。必ず準備した方が良いものは★★★。使わない時もあるが持っておいた方が良いものは★★。ほとんど使わないが、いざという時には重要なものは★です。

2-1.凍結 

解氷スプレー(使用頻度★★★)

車が止まっている状態では解氷スプレーは便利です。フロントガラス、ワイパーの凍り付き、ミラーの凍り付きなど、様々な場所で使えます。

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解氷ウォッシャー液(使用頻度★★)

フロントガラスに雪や氷がまとわりつくときがあります。その時車を停車することができない場合は、解氷ウォッシャー液を使います。通常のウォッシャー液ではタンクの中で凍ったり、噴射時に凍ってしまいます。低温でも凍らず雪や氷を溶かしてくれる「解氷」とうたっているものを使いましょう。私の場合はシーズン中に解氷のウォッシャー液を原液を注入し、シーズンが終わったら水を注入し薄めて使うようにしています。

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寒冷地用のディーゼル(使用頻度★★★)

ディーゼルには種類があり、寒冷地用のディーゼルは「3号」や「特3号」というものです。11月ごろから長野や群馬あたりでディーゼルを入れると、何も言わなくても寒冷地用になります。ただ、首都圏では寒冷地用のディーゼルは取り扱っていません。首都圏でディーゼル満タンにするとスキー場で動けなくなる可能性があるということです。私の場合は、首都圏で2000円分給油し、スキー場そばで満タンにしています。

 

2-2.スリップ 

スタッドレスタイヤ(使用頻度★★★)

チェーンでなく、スタッドレスタイヤを強くおススメします。金属チェーンは最高速度30km/hだったりします(ゴム製ならよりスピードを出せます)。高速道路で冬用タイヤ・チェーンの規制があるとき、周囲の車とスピード差が大きいので、私は怖く感じます。また、チェーンの脱着に時間がかかったり、極寒の中の装着にある程度の技術が必要です。チェーンを持ち運んでいても取り付けることができないと意味がないので、事前の練習も忘れずに行う必要があります。またチェーン規制がないときも、どこでチェーンを取り付けるのか、判断が難しいです。スタッドレスタイヤはチェーンよりも値は張りますが、より安全に、快適にスキー旅行を楽しむためには必要なものだと考えています。また、オールシーズンタイヤというものがありますが、アイスバーンに対応していないのでスキー旅行目的では使用できません。

 

 

チェーン(使用頻度★)

私はチェーンを必ず持ち運んでいます。深い雪ではスタッドレスは空転してしまうことがありますし、アイスバーンではチェーンのほうが良く効くからです。スタッドレスを履いて、予備でチェーンを持っておくのが安心です。ちなみに私は一度もチェーンを使ったことはありません。100回はスキー場へ車で行っていますが、一度もありません。スタドレスを履いていれば基本は困ることはありません。ただし私は四駆を使っているので、二駆の車を使っている場合はチェーンの必要性は高くなります。 

 

2-3.スタック 

スコップ(使用頻度★★)

雪にハマってしまった場合、雪を掻きださなくてはいけません。そのためにスコップが必要になります。問題なのはその時の雪質です。新しい雪が降り積もっている場合はプラスチック製のもので大丈夫です。しかし古い雪の場合は、一度溶けて再度固まる場合があります。固い雪では金属製のものでないと、太刀打ちできません。私は新雪を子どもに雪かきさせることが多いので、軽いプラスチック製のスコップを使っています。スタックを抜け出すことを重要視するなら金属性のものを使うのが安心です。 

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布・段ボール・脱出用マット(使用頻度★

スコップで雪を掻きだした後、タイヤが空回りしていたらそこから抜け出すことができません。タイヤの下に毛布などを咬ませて、空回りを防ぎ、脱出することになります。

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2-4. 遭難 

毛布(使用頻度★)

体を温めるものとして使用します。数人で包まれば温度が下がりにくくなります。また、スタックしたときにも使用できるので車内には必ず積んであります。

 

電気毛布+モバイルバッテリー(使用頻度★)

遭難したときエアコンの代わりになるものを探しましたが、電気毛布に落ち着きました。キャンプで使うモバイルバッテリーを使います。出力を弱くし、ウエアと毛布と組み合わせて使用します。出力を高くしたり電気毛布を強出力定で使うと、モバイルバッテリーの容量がすぐ無くなってしまうので注意が必要です。

 

3.あると便利なもの 

スノーブラシ(使用頻度★★★)

車に積もった雪を降ろすのに使います。この作業は簡単な作業なので、ウチでは子どもにやらせることが多いです。子どもが2人いるので2つ所持しています。

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防寒手袋(使用頻度★★★)

車雪かきなどの作業をするときに必要です。スキー用のグローブでも良いですが、痛むのが嫌なので私は作業用の手袋を使います。最強なのはテムレスです。

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靴・スノーシューズ(使用頻度★★★)

雪かきの際に足が冷えないために必要です。長靴がないと靴下が濡れ不快な1日を過ごすことになります。スノーシューズはかなり長く使えるので、良いものを買った方が暖かいです。王道はsorelというメーカーです。こだわりがなければ4000円位でも購入できます。

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4.まとめ 

 以上、車に関係する準備で必要なものでした。使用頻度の高いものから、低いものまであります。雪深いスキー場もあれば、軽井沢のようにほとんど雪の降らない地域もあるので、一度に準備するのが大変な場合は、少しずつ準備をしていけば良いと思います。まずは使用頻度が高いものをそろえて、次に使用頻度が低いものをそろえてみてください。 

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