解決できるお悩み
✔子どもの初めてのスキー、親は何をサポートしたらいいの?
この記事では、前半で「子どものスキーデビューで困ること」について、後半は具体的なサポート方法について説明します。この記事を読み終えると、初めてスキーをする子どもをスキー場でサポートできるようになります。そのためのポイントを8つにまとめました。
1.スキーデビューで困ること
スキー場でどんなことで困るのか、私の家族の経験からアウトラインを見ていきましょう。
1-1.疲れる
足にブーツと板などの重りをつけて歩くことは、日常ではありません。また、初めてのスキー場ではリフトに対して自信が持てません。そこで歩いて斜面を登ることになると、非常に疲れます。そこで、スキー場では斜面を登らないように気を使ってください。登ることも練習のうちですが、放っておいてもそのうち登れるようになるので、わざわざ初期の段階から無理をさせる必要はなく、スキーの楽しさや安心感を与えてあげてください。
1-2.リフトに乗れない
リフトは常に動いているため、人間のほうがリフトのタイミングに合わせなければいけません。慣れればなんてことありませんが、初めのうちは戸惑うものです。リフトを避けると本当に疲れます。すぐにリフトに乗ることができるので、記事をしっかり読んでくださいね。
1-3.リフトから降りれない
リフトの降りる場所は斜面になっています。初めのウチはそこで転びます。そしてリフトが止まります。周りに迷惑をかけたような罪悪感に襲われます(実際は全然迷惑ではないのですよ、初めはみんな体験するんです)。そしてちょっと恥ずかしい思いになります。
1-4.転んでばっかり
「せっかくのスキーで転んでばっかりでうまくいかない。周りを見れば、同じくらいの歳の子がビュンビュン滑っている。」ちょっと嫌になりますよね。転ぶのは当たり前のことですが、なるべく転ばないように サポートしていきましょう。ちなみに、転んだら「大丈夫!みんな最初は転ぶんだよ!」と笑顔で伝えますです。
1-5.周りから厳しく言われる
初めてではできないのが当然なのですが、親って結構指摘しませんか?私だけですか?せっかくのスキー、オリンピック選手になるわけでもないので、どっしり構えていたいものです。 厳しく要求するとスキーが楽しくなくなり、本末転倒です。経験したのでわかります。
2.困らないための8つのポイント
2-1.滑れなくてもリフトに乗る
リフトの乗り方を解説するので、リフトに乗りましょう。自信が持てないときは、リフト乗り場のスタッフがいるのでお願いすればいいです。「この子乗れません、お願いします!」と大きな声で言えば良いです。リフトのスタッフは、安全にリフトを運行させるのが仕事なので、そう言われた方が助かるのです。必ず安全にスキー場のスタッフでは良い人しか私は見たことありません。
注意ポイント
親が抱っこできないくらい大きい場合は、まっすぐ滑れるようになってからリフトに乗るのがいいです。この場合は時間がかかるので、スキースクールに入るのが最もおススメです。スキースクールに入りたくない場合は、板を脱いでリフトに乗ってください。リフトから降りてから板を履けば良いです。スキー場のルールによっては板を履かないとリフトに乗れないケースもあるので、必ずスタッフに相談してください。
2-2.リフトにタイミングを合わせる
リフトが並んでいる自分の前を通り過ぎたら、その後ろを付いて行ってください。後ろから次の椅子が来るので、それに座ります。タイミングについては、リフトのスタッフが合図をしてくれるのでそれに従えば大丈夫です。
椅子が後ろからせまってきたら、大人は座るだけです。子どもは足が届かず座れないことがあるので、抱っこして持ち上げてやってください。もしもできない場合はリフトのスタッフがサポートしてくれるので、問題ありません。 協力を求めてください。
2-3.大人も子どももストックは持たない
子どもを抱っこすることになるので、大人はストックを持たないでサポートに徹してください。リフトだけでなく、斜面を滑り降りるときもストックは邪魔になります。子どももストックを持たせない方が良いです。リフトに乗るときに落としたりするためです。
注意ポイント
ストックを使わない場合、少し登りの斜面では歩きづらいことがありいます。そういう時は板を片方外して、外した方の板を杖のように使うと良いです。板を外した方の足は滑らないので安全に歩くことができます。
2-4.リフトから降りるタイミング
リフトの降りる場所には目印の線が引いてあります。座っていれば、目印の線のところまで椅子が動いていくので、そのタイミングで椅子から立ち上がれば良いです。降りる場所にもスタッフがいて合図をしてくれるので、そのタイミングで立ってください。
注意ポイント
子どもは足が届かず立つことができない場合があるので、そのときは抱っこしてあげてください。
2-5.リフトを降りた後のポイント
降りたらまっすぐ滑ることです。行きたい方向があったとしてもまっすぐです。リフト降り場の傾斜は、だんだん緩くなり、自然に止まるように設計されています。止まれなくてもまっすぐ滑れば自然に止まります。曲がろうとしたり、止まろうとすると転ぶので、ただまっすぐ滑ります。
2-6.斜面の選び方
斜面は初心者用の斜面を滑ってください。たまに「いきなり上級者面につれていく」なんて聞きますが、それは絶対やめた方が良いです。初めてのスキーでは中級斜面でも難しいし、初級者面でも難しいです。無理な斜面で嫌な体験をするより、簡単な斜面でし少しでもできるようになって、褒めてあげた方が100倍伸びます。
2-7.ブーツのチェック
滑り始める前に、再度ブーツを確認してください。ブーツを占める部分をバックルと言いますが、その締め付けを一番きつく締めてください。バックルが緩いと、大人でもスキーは難しいです。おしりを突き出すような姿勢で滑っていたら、ブーツのバックルが緩んでいないかの確認が必要です。 さらにいうと、ブーツのタングにスネを接触させるように言ってください。詳しくは過去記事に書いたので参考にしてください。
2-8.声掛け
怒らないでください。スキーは日常で体験しない動きをするので、最初はだれでもできません。できない子も一所懸命やっています。怒ることで何も改善されません。できなければ抱っこして安心できるところまで連れて行ってください。止まれるようになるまでは大人の仕事だと思ってください。スクールに入れるとプロが面倒見てくれるので、困ったら相談すると良いです。家族で少しずつやっていくなら、過去記事に親ができる工夫を書いているので、参考にしてください。
3.まとめ
ポイント
- 滑れなくてもリフトに乗る
- スタッフに協力をお願いする
- ストックを持たない
- いざという時は抱っこする
- リフトを降りるときhあ、ただまっすぐ
- 初心者用の斜面を滑る
- ブーツのバックルをがっちり締める
- 怒らない、サポートする心構えを持つ
- (困ったらスクールに入る)